原哲夫先生より慶次ファンへのメッセージ

6月4日に開催された400回忌供養祭に際し、「花の慶次〜雲のかなたに〜」作者 原哲夫先生より慶次ファンのために頂いたメッセージ、および当日400回忌特別企画展会場に展示されたパネルを公開します。


展示されたパネル

−前田慶次400回忌に向けて−

『北斗の拳』の後、何を描くかに迷ってどん底にまで落ち込んでいた時期がありました。その時に隆慶一郎先生の『一夢庵風流記』の慶次に出会い「傾く」という概念を教わりました。命がけで遊び、富や権力に流されず自分の信念を立て通す男。主人公としての慶次のイメージが広がっていきました。

慶次たちが生きたのは、男同士の付き合いに"義"が重んじられた時代。慶次は友である直江兼続とともに、この米沢の地へとやって来ました。その行動には迷いなど無かったと思います。僕はそういった男たちの友情や生き様が好きだし、『花の慶次』を描くことで僕自身も「人としての生き方」を学びました。そして、それを描き伝えるのが僕の役目だと自認しています。

 400年も前に生きていた慶次という男に、今もなお、そして、今だからこそ、僕も含めて多くの人達が影響を受けている。慶次の魅力はこれからも次の世代へと語り継がれていくのだと思います。僕の作品が少しでもその助力となり、慶次を好きな人の人生に役立つことを願っています。
2011年6月4日 原哲夫

Tetsuo Hara
【プロフィール】

1961年9月2日東京都生まれ。1982年に週刊少年ジャンプにて「鉄のドンキホーテ」でデビューし、「北斗の拳」「花の慶次 -雲のかなたに-」を連載。
2001年には、週刊コミックバンチで「蒼天の拳」を執筆。同誌にて直江兼続の物語である「義風堂々!直江兼続 前田慶次 月語り」で原作に参加する。
現在は、月刊コミックゼノンで信長の若き日の物語「いくさの子 -織田三郎信長伝-」を連載中。

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