【危険】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法！セキュリティを高めて個人情報を守ろう

 

インターネットが日常生活に欠かせなくなった現代、外出先でも手軽にネットにアクセスできる公共Wi-Fiは非常に便利です。
しかし、セキュリティ対策を怠ると、個人情報や金融データが危険にさらされる可能性があります。

 

 

今回は、スタバのフリーWi-Fiの危険性と安全でない理由を解説し、無料Wi-Fiを安心・安全に使う方法も紹介いたします。

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※最終データ更新：2024年11月

公共フリーWi-Fiは危険！使わないほうがいい理由

多くの人が利用する公共Wi-Fiですが、セキュリティレベルが低いものも少なくありません。
特に以下のような場所で提供されるフリーWi-Fiは、注意が必要です。

使わないほうがいい公共フリーWi-Fi一覧

これらの公共Wi-Fiでは、次に紹介するような手法で個人情報やクレジットカード情報が盗まれる可能性があります。

 

公共Wi-Fiを使うと、個人情報やクレジットカード情報が盗まれる可能性がある！

それぞれの脅威とデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1. 暗号化されていない通信の危険性

多くの公共Wi-Fiでは、通信が暗号化されていません。
これは、第三者があなたの通信内容を容易に盗み見ることができるということを意味します。

例えば、大手コーヒーチェーン店のスターバックスが提供する「at_STARBUCKS_Wi2」では、以下のような注意書きがあります。

「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化されていない

◆ セキュリティに関して

「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化しておりませんので、秘匿性の高い情報を送受信する場合には、セキュリティを確保するSSLやインターネットVPNなどを用いて通信内容を保護することをお勧めします。

※出典: starbucks.wi2.co.jp

このような暗号化されていないWi-Fiは、スターバックスに限らず、他の大手カフェチェーンや飲食店、公共交通機関のWi-Fiサービスでも同様です。
例えば、ある航空ラウンジのWi-Fiに接続した際も以下のような表示が出ることを確認しています。

航空ラウンジのWi-Fiも要注意

セキュリティの脆弱性から、暗号化に対応したサービスやVPNの利用が公式に推奨されていることがわかります。

2. なりすましの偽Wi-Fiスポットの危険性

公共Wi-Fiを利用する際、常に偽のWi-Fiスポットに注意を払う必要があります。
Wi-Fiスポットは個人でも簡単に設置でき、名前も自由に設定できるため、悪意のある第三者が実在するWi-Fiスポットと同じ名前を使って、ユーザーを騙す可能性があります。

例えば、「at_STARBUCKS_Wi2」という名前で偽のWi-Fiスポットを作り、ユーザーのログイン情報や決済情報を盗み取ることが可能なのです。

3. 中間者攻撃のリスク

中間者攻撃とは、二者間の通信に第三者が介入し、通信内容を盗み見たり改ざんしたりする攻撃手法です。
この攻撃を受けると、送受信されるデータが攻撃者に筒抜けになり、ログイン情報やクレジットカード情報が盗まれる危険性があります。

さらに、情報の改ざんも可能になるため、例えばオンラインバンキングで送金先の口座を攻撃者が別の口座に変更してしまうといったリスクもあります。
公共Wi-Fiのようなセキュリティレベルの低いネットワークでは、このような中間者攻撃のリスクが高まることを認識しておく必要があります。

4. 通信速度が遅く、Netflix（ネトフリ）などの動画視聴に使えない

安全性の話からは外れますが、フリーWi-Fiの接続スピードはお世辞にも早いとは言えません。

動画視聴に必要なMbps（接続スピードを表す単位）の目安としては、HD 720p以下の画質であれば【2.5Mbps以上】、4K画質で再生するのであれば【20Mbps以上】あれば快適に視聴できるとされていますが、ココスのフリーWi-Fiは高画質ストリーミングに適さない接続スピードとなっています。

また、同時に多くの人が利用すればするほど回線が混み合い接続スピードが低下するため、人気番組の放送タイミングや、NetflixやAmazon Prime Videoなどのストリーミングが快適に利用できる可能性はかなり低いです。

（参照：iMark）

 

安全に公共のフリーWi-Fiを使うための方法4選

それぞれの戦略について、詳しく解説していきます。

1. VPNの利用

VPN（Virtual Private Network）は、公共Wi-Fiを安全に利用するための最も効果的な方法の一つです。
VPNを使用すると、あなたの端末とアクセスしたいサイトの間に仮想的な専用線が作られ、その専用線を通じて通信が行われます。

VPNとは

VPNとは、Virtual Private Network（バーチャルプライベートネットワーク）の略です。

ウェブサイトやアプリケーションは、IPアドレスと呼ばれるインターネット上の住所的な数値を元に、アクセス元を判別しています。
VPNを利用すればIPアドレスを別のものに変更することができるため、実際のアクセス国ではなくVPNで接続したサーバーの国から訪問しているように装うことができます。

また、通信も暗号化されてセキュリティが強化されるため、情報漏えいやハッキングのリスクを回避することが可能になります。

【図解】VPN接続がある場合とない場合の比較

VPNサーバーと端末間の通信は強力に暗号化されるため、たとえハッカーが通信を傍受しても、その内容を解読することは極めて困難です。

VPNの主な利点

VPNは従来、企業が社外から機密データにアクセスする際のセキュリティ対策として使用されてきましたが、最近では個人向けのVPNサービスも多く登場し、セキュリティ意識の高い個人ユーザーにも広く利用されています。

2. 強力なセキュリティ対策を講じる

フリーWi-Fiを利用する際、セキュリティ対策は欠かせません。

そこで重要になるのが、総合的なセキュリティソフトの導入です。
信頼できるセキュリティソフトを使用することで、ウイルス対策やフィッシング詐欺の防止など、多層的な保護を実現できます。

デバイスを守るためには、VPNとセキュリティソフトを組み合わせて使用することが最も効果的です。
これにより、フリーWi-Fi利用時のリスクを大幅に軽減することができるのです。

2. センシティブな情報の入力を避ける

フリーWi-Fiを利用する際、特に注意すべきなのが個人情報や決済情報の取り扱いです。
セキュリティ対策が不十分な状態でこれらの情報を入力すると、深刻な被害につながる可能性があります。

公共のフリーWi-Fi利用時に入力を控えたほうがいい情報

上記のような機密性の高い情報は、セキュリティが確保された環境でのみ取り扱うようにしましょう。

また、メールやSNSの利用も要注意です。これらのプラットフォームを通じて個人情報や機密情報をやり取りすると、情報漏洩のリスクが高まります。

フリーWi-Fiを利用する際は、エンターテインメントコンテンツの視聴や一般的な情報の閲覧など、リスクの低い活動に留めることをおすすめします。
例えば、YouTubeでの動画視聴やニュース記事の閲覧程度であれば、万が一通信が傍受されたとしても深刻な問題にはつながりにくいでしょう。

 

3. HTTPSで保護されたウェブサイトを優先的に利用する

インターネット上のウェブサイトには、URLの冒頭が「http://」で始まるものと「https://」で始まるものがあります。
この違いは、セキュリティレベルを示す重要な指標となります。

HTTPSは「Hyper Text Transfer Protocol Secure」の略称で、SSL/TLS暗号化技術によって保護されたサイトであることを意味します。
SSL（Secure Sockets Layer）は、ユーザーのデバイスとウェブサイト間の通信を暗号化する仕組みです。

HTTPSサイトの特徴

HTTPSで保護されたサイトを利用することで、通信の傍受や改ざんのリスクを軽減できます。ただし、注意すべき点もあります。HTTPSサイトを利用していても、フリーWi-Fi自体のセキュリティ上の脆弱性が解消されるわけではありません。

つまり、HTTPSはウェブサイトとの通信を保護する一方で、Wi-Fiネットワーク自体の安全性を保証するものではないのです。そのため、前述したVPNやセキュリティソフトなどの追加的な対策と組み合わせることが重要です。

 

【セキュリティを強化】VPNに接続して、公共のフリーWi-Fiを安全に利用する方法

 

VPNを利用して、公共のフリーWi-Fiに安全に接続する方法は以下の通りです。

｜公共のフリーWi-Fiに安全に接続する手順

1. 信頼できるVPNに登録し、アプリをダウンロード

NordVPNなどの信頼できるVPNに契約し、アプリをダウンロードしましょう。

｜無料WiFiに使える安全で高速接続のVPN

※Appストアなど、スマホアプリ経由からの契約はAppleやGoogleへの手数料が発生します。
※不要な手数料を支払いたくない場合は、必ず公式サイトから登録するようにしましょう。

2. VPNを利用して、日本サーバーに接続する

VPNアプリを起動し、日本サーバーに接続します。

VPNで日本のサーバーに接続

※画像はNordVPNを利用して日本サーバーに接続した例

VPNで利用したい国サーバーに接続します。
NordVPNであれば、80個以上の日本サーバーにワンクリックで接続することが可能です。

3. VPNサーバーに接続した状態で「公共のフリーWi-Fi」に接続

VPNに接続した状態で、公共のフリーWi-Fiに接続しましょう。
例えば、スタバのフリーWi-Fiに接続したい場合は以下の通りです。

全国のスタバで接続可能

※参照：「Starbucks」

【スタバのWi-Fi】利用手順

通常は暗号化されていないスタバのフリーWi-Fiですが、VPNによって通信が暗号化されて安全なインターネット利用が可能になります。
また、VPNで別サーバーを経由してWi-Fiを利用するため、単体で利用する時よりも通信スピードが安定して遅延が解消されるメリットもあります。
（※必ずしも接続スピードが高速化されるわけではありません。）

 

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公共のフリーWi-Fiを利用する際によくある質問

フリーWi-Fiに接続してしまった！ヤバい？危険？

すぐに危険というわけではありませんが、ネットワークに接続している間は情報が丸見えとなっています。
そのため、以下の情報が傍受（ぼうじゅ）されたり盗まれて悪用される可能性があります。

無料Wi-Fiの利用で流出する危険性があるもの

不用意に無料Wi-Fiを単体で利用せず、VPNに接続するか無料Wi-Fiとのネットワークを切断しましょう。

なお、他のエリアで使える無料Wi-Fiにも注意が必要です。
万が一利用する際は、必ずVPNに接続してセキュリティ対策を万全にしておきましょう。

＞＞＞【関連】コメダ珈琲店のフリーWi-Fiの安全性は？情報漏洩の危険性やデメリットを解説
＞＞＞【関連】スタバのフリーWi-Fiの安全性は？情報漏洩の危険性やデメリットを解説

VPNを使うとセキュリティ以外のメリットも得られる？

VPNを使えば、インターネット上のセキュリティが強化される以外にも以下のメリットがあります。

VPNを使うと得られるメリットの一例

VPNがあれば、Netflixでジブリも見れるようになる！

VPNを使うことで、NetflixやYoutubeプレミアムに格安で登録することが可能になります。
詳細な方法は以下で紹介しておりますので、参考にしてください。

【関連記事】Netflix（ネトフリ）にVPNを活用する裏ワザ

【関連記事】YoutubeにVPNを活用する裏ワザ

サブスクを格安で登録することができる他、海外のストリーミングサービスも日本から利用可能になります。

【関連記事】韓国のストリーミングサービスを日本から使う

韓国版Netflix	日本から視聴する方法
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【関連記事】海外のストリーミングサービスを日本から使う

【イギリス】BBC iPlayer	日本から視聴する方法
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【アメリカ】F1 TV Pro	日本から登録・視聴する方法
【アメリカ版】Disney+	日本から視聴する方法
【スペイン版】DAZN	日本から視聴する方法
【オーストラリア】9Now	日本から視聴する方法
【オーストラリア】10Play	日本から視聴する方法

VPNはエンタメの利用にも活用できる便利なツールです。
セキュリティを高めるとともに、日常利用して映画や音楽、ゲームを安全かつ効率的に楽しみましょう。

 

公共のフリーWi-Fiは単体での利用は危険！VPNと併用して匿名性や安全性を高めよう

｜公共Wi-Fiを安全に利用するためのポイント

 

公共Wi-Fiの利用は便利ですが、同時にリスクも伴います。上記の注意点を守り、特にVPNの利用を心がけることで、より安全にインターネットを楽しむことができます。セキュリティ対策は面倒に感じるかもしれませんが、個人情報や金融データを守るために必要不可欠な投資だと考えましょう。

安全なインターネット利用を心がけ、デジタル社会の恩恵を最大限に享受しましょう。

 

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